婦人科のInstagram運用|集客につながる投稿と医療広告の注意点

このコラムは、マイセレが医療機関の集患を支援してきた実績から得た独自の知見をもとに、編集部が書いています(編集方針)。公的な統計や資料の数字は、出典を明記しています。
Instagramを始めたほうがよいのか、すでに始めているが何を載せればよいのか分からない。婦人科クリニックの院長や事務長から、こうした相談をよくいただきます。医療機関のSNSは、投稿の内容によって医療広告のルールにも関わるため、見栄えより先に、何を載せてよいかの線引きが気になるところです。
結論から言うと、婦人科のInstagramは、認知と信頼を積み、予約への導線を用意する場所と考えるのが現実的です。編集部の見立てでは、Instagramの投稿だけで新患が直接増えるとは限りません。この記事は、日々の投稿とアカウント運用に絞り、厚生労働省と個人情報保護委員会の資料、Instagramの公式ヘルプをもとに整理しました。広告配信については、婦人科のSNS広告の記事をご覧ください。
婦人科のInstagramは、認知と信頼と予約への導線のための場所です。投稿は広告可能事項の範囲で作り、患者さんの顔と体験談は載せず、DMでは診療相談を受けない運用にします。
- アカウントは、プロフィールに診療時間と予約への導線を載せ、ハイライトで案内をまとめる
- 投稿の型は、院内の取り組み・スタッフ紹介・診療の一般的な解説・お知らせの4つに絞る
- 見る数字は、閲覧数、プロフィールのアクティビティ、院サイトでの予約導線のクリック
婦人科のInstagram運用の目的と期待できること
最初に、何のために運用するのかを院内でそろえます。目的が曖昧なまま始めると、投稿の内容も、続ける体制も決まりません。ここでは、運用の目的と、期待しすぎないほうがよい点を整理します。
認知と信頼と予約への導線の3つ
Instagramは、受診先を検索して探す場所というより、日常の中で情報に触れる場所です。そのため、院の雰囲気や考え方を知ってもらい、受診を考えたときに思い出してもらう使い方が向いています。具体的には、次の3つが目的になります。
- 認知 自院の存在と診療内容を知ってもらう
- 信頼 医師やスタッフの人柄、院内の様子から安心感を持ってもらう
- 予約への導線 気になった人が、診療時間や予約方法にすぐたどり着ける
直接の新患獲得は限定的になり得る
編集部の見立てとして、Instagramの投稿を見てすぐに予約する人は、多くないと考えています。症状や悩みで受診先を探す人は、検索やGoogleマップで調べることが多いためです。Instagramは検索や口コミの手前を支える施策として位置づけ、集客(集患)の中心は、検索で見つけてもらう施策と並べて考えるのが現実的です。全体の優先順位は、婦人科の集客方法7選で整理しています。
また、地図検索での見つけてもらい方は婦人科のMEO対策で、地域での認知の作り方は婦人科の認知と商圏の考え方でまとめています。Instagramは、これらと組み合わせて使うと、役割がはっきりします。
婦人科のInstagramアカウント設計|プロフィールと予約導線
アカウントを作ったら、投稿を始める前に、プロフィールの設計を整えます。投稿を見た人が最初に行き着くのがプロフィールだからです。ここでは、アカウントの種類、プロフィールに載せる情報、予約導線、ハイライトの順に説明します。
アカウントはプロアカウントにする
Instagramの公式ヘルプによると、プロアカウントはビジネスまたはクリエイターとして設定でき、ビジネスアカウントはローカルビジネスや組織、サービスの提供者に向いているとされています。プロアカウントにすると、インサイトの利用や、プロフィールへの「連絡先」ボタンの追加ができるようになります。
連絡先には、道順、電話番号、メールアドレスを登録できます。詳しくは、Instagramのプロアカウントについて(公式ヘルプ)を確認してください。
※インサイトとは、Instagramで見られる、投稿の反応などの分析機能です。
プロフィールに載せる情報
プロフィールには、院名、診療科、所在地の目安、診療日と診療時間、予約方法を載せます。厚生労働省の医療広告等ガイドラインは、診療日と診療時間は患者さんに提供すべき情報であり、予約を受け付ける電話番号やウェブサイトのURLを示すことも差し支えないとしています。診療時間と予約の入口は、プロフィールで迷わず見つかる状態にしておきましょう。
予約導線のリンクを置く
公式ヘルプによると、プロフィールにはウェブサイトを5つまで追加でき、Instagramの内外の誰でも見られます。並び順も変えられます。1つ目には予約ページ、2つ目には診療案内や初診の流れのページ、というように、予約に近い順に並べるとよいでしょう。
ただし、リンク先のページで、診療内容や費用の説明が広告可能事項の範囲を超えていないかは別に確認が必要です。設定の手順は、Instagramプロフィールにウェブサイトを追加する(公式ヘルプ)にあります。
ハイライトで案内をまとめる
ストーリーズは時間がたつと消えますが、ハイライトに追加すると、削除しない限りプロフィールに残ります。公式ヘルプにも、元のストーリーズが消えた後も残ると説明されています。「初めての方へ」「診療時間・休診日」「アクセス」といった案内をハイライトにまとめておくと、プロフィールを開いた人が必要な情報を探しやすくなります。手順はストーリーズハイライトの追加(公式ヘルプ)で確認できます。
院内で実践するなら、プロフィールの文面と、リンクの順番と、ハイライトの項目を、投稿を始める前に院長と事務長で確認し、診療時間や予約方法が変わったときの更新担当を決めておきます。
婦人科のInstagram投稿の型4つ
投稿のネタに毎回悩むと、運用は続きません。型を決めておけば、準備が楽になり、広告可能事項から外れていないかの確認もしやすくなります。ここでは、編集部がおすすめする4つの型と、載せない内容を整理します。

次の4つが、この記事でおすすめする投稿の型です。
院内の取り組み
待合室の工夫、清掃や感染対策、院内の設備など、通院の安心感につながる内容です。院内を撮影するときは、患者さんが写り込まない時間帯や角度を選びます。モデルを使う場合は、スタッフや日本人のモデルで、患者さんと誤解されない形にします。
スタッフ紹介
医師や看護師、受付スタッフの人柄や役割を紹介する投稿です。厚生労働省の医療広告等ガイドラインは、診療に従事する医師などの氏名、年齢、性別、役職、略歴を、広告できる事項として挙げています。スタッフ本人の同意を得たうえで、役割や仕事への思いを短く紹介すると、受診前の不安をやわらげられます。
診療の一般的な解説
症状や検査の基本を、一般的な知識として短く説明する投稿です。個別の治療の効果や、自院の治療が優れていると読める表現は避けます。詳しい内容は、ホームページの解説ページで丁寧に書き、投稿からはその存在を知らせる程度にとどめるほうが安全です。
お知らせ
休診日、診療時間の変更、予約の受付開始などの案内です。診療日や診療時間は広告できる事項で、最も使いやすい型です。お知らせの投稿は、ハイライトにも残しておくと、後から見た人にも伝わります。
載せない内容
患者さんの顔や、患者さんが特定できる写真は載せません。患者さんの体験談や感想を、院のアカウントで紹介することも避けます。ガイドラインは、医療機関が自らのウェブサイト等に掲載する治療等の内容や効果に関する体験談は広告に該当し、禁止されるとしています。来院した患者さんの声を転載する運用は行わないと、院内のルールにしておきましょう。
たとえば、患者さんから「うれしかったのでDMで感想を送りました」「投稿で紹介してもらってもいいですよ」と言われたとします。善意の申し出でも、院のアカウントで紹介すれば体験談の掲載になります。丁寧にお礼を伝えたうえで、掲載はしない方針を、あらかじめ決めておくと迷いません。
婦人科のInstagram投稿と医療広告ガイドライン
SNSの投稿であっても、医療機関が受診を促す内容を発信する場合は、医療広告のルールを確認する必要があります。ここでは、投稿が広告に当たる条件と、特に気をつける表現を、厚生労働省の資料をもとに整理します。広告規制の全体像は、婦人科の広告規制の記事にまとめています。
投稿が広告に当たる3つの条件
厚生労働省の医療広告等ガイドラインは、次の3つの要件をすべて満たすものを医療広告としています。患者の受診等を誘引する意図があること(誘引性)、医業等を提供する者の氏名や病院・診療所の名称が特定できること(特定性)、医業や病院・診療所に関する内容であること、の3つです。院の公式アカウントの投稿は、3つを満たしやすいため、広告として扱われる前提で作るのが安全です。
また、厚生労働省の医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書(第6版)は、SNSの構成として、プロフィール、投稿(一定期間で消える限定公開の投稿を含む)、返信を挙げています。投稿や返信のハッシュタグの部分も、医療広告に相当するとされています。投稿内容と関係のないハッシュタグで誘引することは不適切とされているので、注意が必要です。
体験談とビフォーアフターと比較優良
ガイドラインでは、次の表現は、広告可能事項の範囲であっても認められないとされています。
| 表現 | ガイドラインの考え方 | 投稿での注意 |
|---|---|---|
| 体験談 | 患者などの主観や伝聞に基づく、治療等の内容や効果の体験談は、医療広告として認められない | 患者さんの声やDMの感想を紹介しない |
| ビフォーアフター | 誤認させるおそれがある治療前後の写真等は認められない | 治療前後の写真は載せない |
| 比較優良 | 「日本一」「No.1」「最高」などは、事実であっても認められない | 地域No.1などの言い回しを使わない |
なお、個人が運営するSNSのページへの体験談の掲載は、医療機関が費用の負担などで依頼したといった誘引性が認められない場合は、広告に該当しないとされています。ただし、院から依頼して書いてもらったものは、誘引性が生じます。表現の言い換えについては、婦人科の広告表現の言い換えの記事も参考にしてください。
自由診療の限定解除は投稿単体では満たしにくい
広告できる事項は法令で限定されていますが、自由診療については、一定の条件を満たせば限定が解除されます。ガイドラインは、自由診療の治療内容、標準的な費用、期間や回数、主なリスクや副作用を、患者さんにわかりやすく示すことを求めています。事例解説書は、SNSの1つの投稿は単独で1つの広告として扱われるとし、各投稿の中で必要な情報が完結し、一体的で一覧性のある形で示されることを求めています。
必要な情報が複数のSNSに分散している例は、不適切な例として示されています。YouTube運用の始め方とブランディングは、婦人科のYouTube運用で詳しく解説しています。
1枚の画像と短い文章で、費用とリスクまで書き切るのは現実的ではありません。そのため編集部は、自由診療の内容や料金の紹介は、投稿では広告可能事項の範囲にとどめ、詳細はホームページの専用ページで説明する運用をおすすめします。投稿の内容が広告に当たるか迷う場合は、院を所管する保健所などの窓口に確認してください。
「院からのお知らせ」に見える投稿でも、受診を促す内容と院名が分かれば、医療広告として扱われます。投稿前に、院長と事務長で、広告可能事項の範囲か、体験談や比較表現が入っていないかを確認してください。
婦人科のInstagram運用でのDMと患者さんの個人情報
Instagramには、DM(ダイレクトメッセージ)で患者さんから相談が届くことがあります。患者さんのプライバシーに関わる部分なので、返信の方針を決めてから運用を始めましょう。ここでは、個人情報保護委員会の資料をもとに、考え方を整理します。
DMでは診療相談を受けない運用にする
公式ヘルプによると、フォローしていない人からのメッセージは、メッセージリクエストとして届きます。症状や通院の状況が書かれたDMは、病歴などの、医療に関する個人情報にあたりうる内容です。個人情報保護委員会と厚生労働省の医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンスは、要配慮個人情報を取得する場合は、原則としてあらかじめ本人の同意が必要としています。DMで診療相談を受けない運用にすれば、この取り扱いを抱え込まずに済むというのが、編集部の見立てです。
実際には、DMに「電話でご相談ください」「診療や症状についてはDMでお答えできません」と案内する返信文をあらかじめ用意しておきます。診療時間や予約方法といった、個人情報を含まない案内には、通常どおり返信して構いません。
個人情報を取得したときの利用目的
同じガイダンスは、個人情報を取得した場合は、あらかじめ利用目的を公表している場合を除き、速やかに利用目的を本人に通知するか公表することを求めています。公表の方法としては、院内への掲示とともに、可能な場合はホームページへの掲載など、なるべく広く公表することが示されています。
また、あらかじめ本人の同意を得ずに、特定した利用目的の達成に必要な範囲を超えて個人情報を取り扱ってはならないともされています。
たとえば、DMで受け取った連絡先を、同意なく別の販促の連絡に使うことは、利用目的の範囲を超えるおそれがあります。DMで予約の連絡を受けるのか、電話や予約システムに誘導するのかを、院の方針として決めておきましょう。
患者さんのコメントや投稿への対応
患者さんが、自分のアカウントで院について書き込んだ場合、院から依頼したものでなければ、ただちに広告に該当するわけではありません。ただし、院のアカウントでその投稿を共有したり、引用したりすると、院が体験談を掲載したことになります。共有はしないというルールにしておくのが安全です。
婦人科のInstagram運用の体制と頻度
運用は、始めるより続けるほうが難しいものです。誰が作り、誰が確認し、どのくらいの頻度で出すのかを、院の負担に合わせて決めます。なお、運用代行や投稿頻度の相場については、公的な資料で確認できる数字がないため、この記事では数字を示しません。
担当者と確認者を分ける
投稿を作る人と、公開前に確認する人を分けておくと、広告可能事項から外れた表現を防ぎやすくなります。作る人は事務長やスタッフ、確認する人は院長または医療広告に詳しい人、というのが一例です。確認する観点は、体験談がないか、比較表現がないか、患者さんが写っていないか、診療内容の説明が広告可能事項の範囲か、の4つです。
頻度は続けられる範囲で決める
投稿の頻度に、院として決まった正解はありません。無理なく続けられる頻度を、最初に院内で決めることが、運用が止まらないコツです。更新が長く止まっていると、診療時間などの情報が古いまま残る点にも注意が必要です。お知らせの型は、必要なときにだけ投稿する形にして、他の型を、無理のない頻度で組み合わせるのが続けやすい進め方です。
外部に任せる場合の確認事項
運用を外部の会社に任せる場合でも、投稿の内容は院が確認する前提で進めます。投稿案は公開前に院側で確認する、体験談や比較表現を提案された場合は断る、患者さんのDMの情報の取り扱いを契約前に確認する、という点を押さえておきましょう。インフルエンサーに投稿を依頼する場合の注意点は、婦人科のSNS広告の記事で詳しく整理しています。
- プロフィールの診療時間と予約ページのリンクが、最新か確認する
- 投稿を作る人と確認する人を決める
- DMに返信する文面を、診療相談を受けない方針で用意する
婦人科のInstagramで見る数字
運用の成果は、投稿の反応の多さだけでは測れません。予約への導線が機能しているかを見るために、見る数字を絞って決めます。ここでは、Instagramの公式ヘルプで確認できた指標と、院のサイト側で見る数字を分けて説明します。

Instagramのインサイトで見る指標
公式ヘルプのInstagramインサイトについてによると、インサイトでは、閲覧数、閲覧者、インタラクション、アクションを実行したアカウント数、合計フォロワーなどを見られます。閲覧数はコンテンツが再生または表示された回数、閲覧者は画面上で少なくとも1回コンテンツを表示したユニークアカウントの数です。
編集部は、閲覧者が、いわゆるリーチに近い指標だと読んでいます。確認できる期間は、過去90日以内の任意の期間です。
さらに、Instagram投稿のインサイトを表示するでは、投稿ごとに「プロフィールのアクティビティ」を確認できます。これは、投稿にエンゲージメントした後、プロフィールを見てユーザーが取ったアクションの数と説明されています。投稿が、プロフィールへの訪問や行動につながったかを見る手がかりになります。なお、ヘルプには、一部の指標は推定値で、開発中であるとの注記があります。
院のサイトで見る予約導線のクリック
Instagramの外、つまり予約ページへの訪問や、予約ボタンのクリックは、院のホームページ側のアクセス解析で見ます。公式ヘルプには、プロフィールのリンクのタップ数の定義が示されていません。そのため、Instagramの数字と、院サイトの数字を並べて見ることをおすすめします。サイト側で見るべき数字は、婦人科のホームページで見るべきKPIにまとめています。
数字に表れない影響は、初診の問診票や受付で「何を見て来院されましたか」と聞いて記録すると見えてきます。Instagramの選択肢を1つ用意しておくと、集計も楽になります。
婦人科の公式Instagramアカウントの見つけてもらい方
アカウントを作っても、見つけてもらえなければ意味がありません。ここでは、公式ヘルプをもとに、見つけてもらうための工夫を整理します。あくまで補助的な手段として、考えておくとよいでしょう。
ハッシュタグは検索流入の補助
公式ヘルプのInstagramでハッシュタグを使用するによると、アカウントが公開設定の場合、投稿にハッシュタグを付けると、該当する検索結果に投稿が表示されます。同じページには、1つの投稿に使用できるタグは最大5個で、6個以上含めるとコメントが投稿されないとも書かれています(2026年10月20日に確認した内容です)。
ハッシュタグは、医療広告のルールでは、投稿の一部として扱われます。投稿の内容と関係のあるタグだけを、少数に絞るのが基本です。
プロアカウントの検索エンジンへの表示
プロアカウントの公式ヘルプには、「発見を促進」という機能の説明があります。投稿やリール動画が検索エンジンの結果に表示され、Instagramの外の人にもコンテンツを見つけてもらいやすくなる、という内容です。この機能の詳細や設定の方法は、ヘルプで最新の内容を確認してください。医師の発信から学ぶSNS運用の工夫は、婦人科のSNS事例で詳しく解説しています。
Googleマップやホームページとつなげる
患者さんが院名で検索したときに、Googleマップのプロフィールやホームページから、公式のInstagramにたどり着ける状態にしておくと、アカウントの信頼感が高まります。ホームページにInstagramへのリンクを置き、Instagramのプロフィールにはホームページの予約ページを置く、という相互の導線が基本です。地図検索の整え方は、婦人科のMEO対策をご覧ください。
婦人科のInstagram運用でよくある質問
婦人科のInstagram運用について、院長や事務長からよくいただく4つの質問にお答えします。
Instagramを運用すれば新患は増えますか?
編集部の見立てでは、Instagramの投稿だけで新患が直接増えるとは限りません。認知や信頼を積み、予約への導線を用意するための場所と考え、検索やGoogleマップなどの施策と組み合わせて評価するのが現実的です。効果を保証する内容を示している業者の説明には、注意してください。
スタッフの顔を出してもよいですか?
スタッフ本人の同意があれば、紹介は可能です。厚生労働省のガイドラインは、診療に従事する医師などの氏名、年齢、性別、役職、略歴を、広告できる事項として挙げています。一方で、患者さんの顔や、患者さんが特定できる写真は載せない運用にしてください。
患者さんからのDMで症状の相談が届いたらどうしますか?
診療や症状についてはDMでお答えできないことを伝え、電話や予約システムへの案内を返します。症状や通院歴は要配慮個人情報にあたりうるため、個人情報保護委員会のガイダンスが示す同意や利用目的の考え方に沿った扱いが必要です。DMで診療相談を受けない運用が、最も取り扱いが簡単です。
投稿が医療広告に当たるかどうかはどう確かめますか?
誘引性、特定性、医業等に関する内容の3つの要件を、投稿ごとに確認します。院の公式アカウントの投稿は、3つを満たしやすいため、広告として扱われる前提で、広告可能事項の範囲かを見ます。判断に迷う場合は、院を所管する保健所などの窓口に確認してください。
婦人科のInstagram運用のまとめ
婦人科のInstagramは、認知と信頼と予約への導線を担う場所として、広告可能事項の範囲で、続けられる体制をつくることが基本です。直接の新患獲得に期待しすぎず、患者さんの顔と体験談は載せず、DMでは診療相談を受けない運用で、始めてみてください。広告配信を検討する場合は、婦人科のSNS広告の記事もあわせてご覧ください。
- 目的は、認知と信頼と予約への導線。直接の新患獲得は限定的になり得る
- 投稿の型は4つに絞り、体験談とビフォーアフターと比較優良の表現は使わない
- DMでは診療相談を受けず、数字は閲覧数、プロフィールのアクティビティ、院サイトでの予約導線のクリックで見る
参考文献・出典
本記事で参照した公的資料と公式ヘルプの一覧です。リンクは2026年10月20日に開いて内容を確認しました。Instagramのヘルプは、日本語のページで確認しています。
- 厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告等ガイドライン)」(令和8年3月30日最終改正)
- 厚生労働省「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書(第6版)」
- 個人情報保護委員会・厚生労働省「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」(令和8年4月一部改正)
- Instagramヘルプセンター「Instagramインサイトについて」
- Instagramヘルプセンター「Instagram投稿のインサイトを表示する」
- Instagramヘルプセンター「Instagramのプロアカウントについて」
- Instagramヘルプセンター「Instagramプロフィールにウェブサイトを追加する」
- Instagramヘルプセンター「ストーリーズハイライトの追加」
- Instagramヘルプセンター「Instagramでハッシュタグを使用する」
- Instagramヘルプセンター「Instagramで他の利用者にメッセージを送信する」
更新履歴
- 2026年10月20日 本文を作成しました(下書き)
- 2026年10月20日 専門用語に注釈を追加しました
- 2026年10月21日 編集部コメントを追加しました
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婦人科クリニックの集患に役立つ数字と施策を、月1回お届けします
公的統計・検索需要の「今月の数字」と、MEO・ホームページ・広告ですぐできる改善を、5分で読める量にまとめています。
※本ページは公的資料に基づく一般的な解説であり、個別の法的判断は専門家にご相談ください。



Instagramには、動画の「リール」、写真と文章を並べる「フィード投稿」、一定時間で消える「ストーリーズ」があります。実は、この3つは役割がそれぞれ違うんです。リールは、まだ院のことを知らない方に届けて、知ってもらうための場所です。
フィード投稿は、プロフィールを見に来てくれた方に安心してもらい、フォロー(気になるアカウントを登録して、投稿が届くようにすること)を後押しする場所です。ストーリーズは、すでにフォローしてくれている方との日々の接点で、診療時間の変更や予約のご案内などに向いています。
3つを同じ使い方にせず、役割を分けて考えると、何を投稿するか決めやすくなりますよ。